(本ホームページのサポーターでもある株式会社鴎の玉子の専務取締役・鈴木弘さんに、震災から今日までの歩みと三陸復興への思いを伺いました。インタビュー日:2012年12月4日(火))

 

(写真:三陸復興への熱い思いを語ってくださった株式会社鴎の玉子 専務取締役 鈴木弘さん)

 

■震災から現在まで

岩手県大船渡市にある弊社、株式会社鴎の玉子は、2011年3月11日の東日本大震災では、本社や店舗が津波で流されました。

しかし、被災地の企業として、震災直後から地元気仙地域の避難所を中心に、弊社の看板商品「かもめの玉子」を約25万個配布いたしました。

また、配布したさいの空の段ボールが、避難所でのプライバシーを守る囲い、防寒代用品にもなり、被災者の方に大変喜ばれました。

弊社では、震災から一か月半ほどで営業を再開したものの、震災当初は、餡などの原材料が不足するなど、生産面で大変苦労いたしました。

しかし、全国の皆様からのご支援、激励のお言葉やお手紙をいただき、大変励みになりました。

誠にありがとうございました。

また、復興応援ツアーなどで、日本各地から弊社工場へ見学にお越しいただいただき、本当に感謝申し上げます。

 

■地域が良くならないと企業は良くならない

弊社では、常々、地域が良くならないと企業は良くならないと考えております。

三陸が復興するためには、特に、観光の復興は必要不可欠です。

三陸では、先月より被災を受けたホテルが次々と再オープンしており、少しずつ観光復興に向けて歩み始めております。

また、弊社でも、震災の教訓を後世に伝えるべく、弊社が中心となって、被災した弊社旧本社屋を保存、活用する「大船渡津波博物館」の設立準備を進めております。

今後も、被災地の企業として地域の復興活動を続けながら、三陸が一日でも早く復興できるよう、地元岩手の食材にこだわった三陸の銘菓「かもめの玉子」を全国の皆様へお届けしてまいります。

今後とも、よろしくお願いいたします。

 

(写真:全国から寄せられたお手紙とともに、株式会社鴎の玉子の専務取締役・鈴木弘さん)

 

(写真:三陸の銘菓「かもめの玉子」)

 

(写真:震災復興のためにお客様が送ってくださった手作りのタペストリー)

 

▼ホームページ

さいとう製菓株式会社
(銘菓「カモメの玉子」は、製造はさいとう製菓株式会社、販売は子会社の株式会社鴎の玉子が行っている)

 

▼編集後記

株式会社鴎の玉子の専務取締役・鈴木弘さんの三陸復興にかける熱い思いを伺いましたが、本当に熱いお方でした。遠方よりお客様がいらっしゃりお忙しい中にも関わらずたくさんのお時間を頂き、貴重なお話をたくさん伺いました。「地域が良くならないと企業は良くならない」の考えのもと、自社の復興だけでなく、広く大船渡、そして、三陸の復興に目を向けている点にひじょうに共感いたしました。大船渡市は、他の市町村よりも復興が進んでいると言われますが、株式会社鴎の玉子様のような信念がある民間企業がその復興を支えているのだな、と感じました。