(今回は、本ホームページのサポーターでもある遠野市観光協会の事務局長 運萬 勇さんに遠野市観光の魅力、そして、来年の展望について伺いました。2012年12月7日(金)インタビュー)

 

(写真:「日本の古き良き田舎の原風景が残る遠野へぜひいらっしゃってください」と語る、遠野市観光協会 事務局長 運萬 勇さん)

 

■遠野市観光の魅力

遠野市観光協会があります「旅の蔵遠野」は、今年4月にオープンしたばかりの遠野市観光協会が運営する観光案内所です。

JR釜石線遠野駅前に位置し、遠野市の見所を知ることができる観光案内所、遠野市の産物を集めたお土産品店、お食事や喫茶が楽しめる食堂の他に、遠野市内を周遊できるレンタサイクル、旅の疲れを癒すシャワーもあります。

震災から一年経った今年、震災により減った観光客がやっと8割ほどまで回復してきました。

遠野市にいらっしゃる観光客は、本当によく遠野市のことを勉強なさっています。

専門家のように知識が豊富で観光協会のスタッフで対応できない方もいらっしゃるほどで、その場合は、専門の学芸員を紹介しています。

遠野にいらっしゃる観光客は、若者から年配の方まで幅広い方が訪れます。

以外にも若い方も多いです。

特に今の都会の若い方は、生まれも育ちも都会のため、ふるさとがなく田舎を知らない方も多いため、遠野のように昔の日本の古き良き田舎の原風景が残っているところに来るのではないでしょうか。

また、日本人だけでなく、外国人の方を目にする機会も多く、特にフランス人の方が多いようです。

遠野市観光協会には、フランス語ができるスタッフはいないため、ジェスチャーで対応しますが、心と心を通わせてなんとか通じております。

遠野にいらっしゃる観光客の方に、特に好評なのが、遠野の郷土文化を継承している「まぶりっと」(守り人)です。「まぶりっと」(守り人)の指導のもと、ソバ打ち、陶芸などが体験できます。

また、遠野にいらっしゃる観光客の方に好評を得ているのは、遠野の食です。

昔から市民に親しまれている「じんぎすかん」、鶏の出汁が効いたすいとん料理の一種「ひっつみ」、昔ながらの素朴なおやつ「こびる」、国のどぶろく特区第一号の「どぶろく」(日本酒)、毎年秋~冬にかけて発売される日本有数のホップ産地である遠野市産ホップを使用したキリンビール「一番搾り とれたてホップ生ビール」など遠野にはおいしいものがたくさんあります。

 

■来年は遠野観光変革の一年

震災から二年が経つ来年は、遠野市の観光を語るうえで大きな転換期となると考えております。

来年、遠野市では観光を語る上で大きな3つの変化があります。

一つ目は、「とおの昔話村」のリニューアルです。

長らく遠野市の観光を支えて来ました「とおの昔話村」を「とおの物語の館」として来年4月に再オープンいたします。

施設を整え、展示物を充実させるなどし、さらに遠野の昔話が一層お楽しみいただける施設となります。

二つ目は、先月下旬に、釜石自動車道が、花巻市にある東和インターチェンジから遠野市の西にある宮守インターチェンジまで開通しました。

ちょうど今日のニュースでは、同区間の国道を通行していた車の4割が釜石自動車道に移ったと伝えておりました。

来年は、釜石自動車道が延長になって初めてのゴールデンウィーク、お盆などの観光シーズンを迎えることとなります。

三つ目は、JR釜石線での蒸気機関車(SL)の運行です。計画では来年の冬から運行が始まるようです。

JR釜石線の中間に位置する遠野駅では、蒸気機関車が給水のために40分から1時間ほど停車する予定だそうです。

その間、乗客の方に遠野駅前の商店を回遊していただく企画を今、様々考えております。

 

■三陸の方々と一緒に

今回の震災を受けて、遠野市では、「復興支援」ではなく、「三陸の方々と一緒に復興しよう」という考え方で、三陸の自治体と共に復興活動を行ってきました。

三陸地方への交通アクセスの扇の要である遠野市は、復興工事関係やボランティアの方々の宿泊基地となり、多くの市民が心からおもてなしをしてきました。

また、道の駅「遠野風の丘」では、「三陸復興市」を開催、多くの三陸地方の業者の方にご出店いただきました。

これからも、遠野市は、三陸の方々と一緒に復興しよう、という考え方で、共に三陸の復興に向けて活動していきたいと思います。

 

(写真:今年4月にオープンしたばかりの「旅の蔵遠野」)

 

(写真:遠野市のお土産品が一堂に集まる「旅の蔵遠野」の売店)

 

 

(写真:遠野の河童も皆さんのお越しを待っている模様。「旅の蔵遠野」にて。)

 

▼ホームページ
遠野市観光協会

 

※編集後記:遠野市観光協会の事務局長である運萬 勇さんは、スタッフの「スミマセ~ン、河童のお菓子をお持ちになって~」という無理な写真撮影のリクエストにも快く笑顔で応じてくださいました。観光案内所の女性スタッフの方々も親切丁寧に応対してくださいました。遠野市の方は本当にもてなし上手ですね。みなさんも、遠野市に訪れましたら、ぜひ遠野駅前にある遠野観光案内所「旅の蔵遠野」を訪ねてみてください。(河童にも会えるよ!)