(本日は、岩手県沿岸広域振興局様のご協力により、三陸の新鮮情報を発信している「イーバトーブログ」のスタッフの方とご一緒に珍しい名前でひときわ目を引く大槌町吉里吉里にある仮設食堂「よってったんせぇ」にお伺いいたしました。取材日:2012年12月19日(水))

 

■大槌町吉里吉里のおかあさんたちが立ち上げた仮設食堂「よってったんせぇ」

(写真:女性グループが立ち上げた仮設食堂「よってったんせぇ」。岩手県大槌町吉里吉里。)

東日本大震災後の2011年8月、地域でいち早くオープンした仮設食堂「よってったんせぇ」は、岩手県大槌町吉里吉里にある大槌町の女性グループが立ち上げた食堂です。

店名の「よってったんせぇ」とは、吉里吉里の方言で「よっていってください」という意味です。

お店の周辺は、津波被害により住宅の土台だけが残る荒涼とした光景が広がっており津波のすさまじさを痛感させられますが、吉里吉里のおかあさんたちが笑顔で迎えてくれます。

 

■三陸・大槌町にこだわったご当地焼きそば「鮭子(おやこ)焼きそば」

(写真:三陸・大槌町にこだわった素材が満載の鮭子焼きそば)

この「よってったんせぇ」の名物料理は、農水省「料理マスターズ」岩手県初認定を受けた奥州市前沢区のフランス料理店ロレオールのオーナーシェフ伊藤勝康氏の協力により開発された「鮭子(おやこ)焼きそば」です。

鮭とイクラが載っていることから名付けられた鮭子焼きそばは、大槌産の鮭、イクラを使用し、麺はお隣り山田町にあるうどん店「釜揚げ屋」で製造された三陸産わかめを練りこんだ麺を使用しております。

味付けは、贅沢にもイクラを潰したエキスを麺に絡め独特な深みのある味わいとなっており、麺を炒める油も口当たりがまろやかなオリーブオイルを使用し、温度変化が少なくむらなくおいしく焼き上がる南部鉄器製鉄板でアツアツに炒めます。そして、好みによってミネラル豊富な「宮古の塩」(岩手県宮古市)をふりかけていただきます。もちろん、付け合せは、新鮮な三陸産ワカメを使用したワカメスープです。

まさに、三陸・大槌町にこだわったご当地焼きそばです。

 

■イクラエキスの旨みが効いた、まるでパスタ?のような「鮭子(おやこ)焼きそば」

(写真:大槌町産の新鮮なイクラの旨みが効いた鮭子焼きそば)

鮭子焼きそばは、一口食べるごとに鮭の旨みと新鮮なイクラのプチプチとした食感がたまらなく、イクラをつぶして効いた深い味わいが麺によく絡まりとても食欲をそそります。

また、オリーブオイルを使用し、イクラや焼き鮭が彩よく盛られ、麺もバジルを練りこんだかのような緑のワカメ麺ですので、焼きそばというよりは、パスタと言ってもいいような上品な味わいです。

 

■スタッフ・芳賀カンナさんからのメッセージ

(写真:笑顔で迎えてくださった大槌町吉里吉里にある仮設食堂「よってったんせぇ」のみなさん。左の方が芳賀カンナさん。)

今年も全国各地から大槌町吉里吉里の「よってったんせぇ」にお越しいいただきまして、誠にありがとうございました。本当に感謝申し上げます。

「よってったんせぇ」は、これからも、吉里吉里の集いの場、憩いの場として営業を続けてまいります。

来年2月からは、期間限定メニューの大槌町産の肉厚で歯ごたえ抜群の早採りわかめを使用した「ワカメしゃぶしゃぶ定食」も始まります。

復興した養殖施設で収穫された早採りわかめは、一般にはあまり出回る事が少ない地元でしか食べることができないものです。

ぜひ、三陸の自然の恵みが生み出した季節の味をぜひ堪能してください。

みなさまのお越しをお待ちしております。これからもよろしくお願いいたします。

 

■「よってったんせぇ」

住所:岩手県上閉伊郡大槌町吉里吉里2-2-16

電話:0193-44-2838

営業時間:11時~15時

定休日:月曜日


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※編集後記:芳賀カンナさんのご家族は、以前、吉里吉里の隣にある浪板海岸で海の家を開いていたそうで、その時の飾りも店内に使用しています。店内は、さながら海の家のようなつくりで、あえて、壁で囲わずに誰でも気軽に入りやすいようにテラス風にしてあるそうです。なるほど~。みなさんも気軽に「よってったんせぇ!」