(今回は、女性3人が復興に向けて頑張っている農園があると聞いて、岩手県大槌町にある大槌復興農園「兼沢農園」を訪ねました。平成25年2月8日公開。)

 

▼お話:大槌復興農園「兼沢農園」スタッフの方々

■産直店に足が遠のいているため考えた方法とは?

 

(写真:大槌の山の恵みについて熱心に語ってくださった大槌復興農園「兼沢農園」のスタッフの方々。室内にはスタッフの方々が手づくりした工芸品が飾られている。)

岩手県大槌町西部の山間部にある大槌復興農園「兼沢農園」では、女性3人が中心となり、野菜の生産を行っています。

農園で採れた野菜を大槌町内にある仮設住宅をまわって販売しております。

震災後は、なかなか産直店まで足を向ける方は少なくなってきているため、私たちから大槌町内にある仮設住宅へ伺っています。

仮設住宅にお住まいの方は、みんな私たちがやってくるのを楽しみに待っています。

いつも、いろいろなお話をして、とてもにぎやかで楽しいです。

帰り際に「また来てね」と言われます。

 

■女性に好評!マツボックリを使った加工品とは?。

(写真:大槌町産「まつぼっくり」を使った消臭商品。岩手県大槌町、大槌復興農園「兼沢農園」)

現在は、大槌町の山々で採れるマツボックリを使った加工品に取り組んでおります。

マツボックリといっても、道端に落ちているものは、埃や砂が付着しているため、山の中にあるきれいなマツボックリを取ってきます。

大槌の山には、貴重な松の木があり、珍しい細長いマツボックリも取れます。

また、大槌の山は、広葉樹が多く残っており、秋になると紅葉がとてもきれいです。

大槌町は海の幸にも恵まれていますが、マツボックリを始め、山の恵みも素晴らしいものがあります。

この採ってきたマツボックリを炭にして、小さなカゴに入れ、消臭商品として販売しております。

カゴの中には、布を敷いておりますが、ただの布では味気ないため、着古した着物の生地を敷いて、工夫をしております。

他にも、地元大槌町の吉里吉里の海岸にある砂や石なども入れてカゴの重さも調整するなどしております。

このマツボックリの消臭商品は、マツボックリの素朴な形がかわいらしいので、女性からは大変、好評をいただいております。

おかげさまで、盛岡市内にあるデパートのトイレにも置かせてもらっています。

竹の消臭商品はたくさんありますが、マツボックリを使った消臭商品は珍しいと思いますので、イベントなどお近くで見かけたら、ぜひ、試してみてください。

わたしたちは、これからも女性ならではの視点でいろいろと改良を重ねてより良いものを作っていきたいと思います。

 

■問い合わせ先

大槌復興農園「兼沢農園」

・電話&ファックス:0193-46-2626

大槌復興農園 (facebook)

 

※編集後記:今回の取材を終え、大槌町は、鮭やアワビなどの海の幸だけでなく今回のマツボックリを始め山の幸にも本当に恵まれていると実感しました。これは、長年にわたって大槌町の方々が自然と共生して暮らして来た証ともいえるでしょう。全国で自然破壊が叫ばれる中、大槌町の豊かな自然はこれから貴重な財産となっていくでしょう。大槌町内で湧き出る湧水とあわせて、大槌町の豊かな自然を活かした商品開発がこれから益々盛んになり、復興に結びついていくことを願っております。