インタビュー日:平成25年4月25日
公開日:平成25年5月7日

 (写真:着々と工事が進むキャピタルホテル1000。岩手県陸前高田市。)

 

■お盆やお正月に帰省するさいの実家代わりにも

(写真:ホテル再建に熱い思いを語ってくださったキャピタルホテル1000社長畠山直樹氏)

陸前高田市で生まれ育った私は、一昨年の東日本大震災の以前から陸前高田市を代表するホテルであるキャピタルホテル1000に勤務しておりました。

しかし、この震災による津波により、当ホテルは甚大な被害を受け営業休止となりました。

その後、当ホテルの再建のための新会社設立とともに、私は社長に就任いたしました。

社長となり、ホテル再建のために様々な業務をこなして参りました。

その中で、私共が考えるホテルの方向性としまして、新たなキャピタルホテル1000の主な利用客は、地元の冠婚葬祭や宴会、ツアー客を想定しております。

また、震災による津波により家を失った方の親族がお盆やお正月に帰省するさいの実家代わりにも使ってもらえればと考えております。

 

■陸前高田の街のシンボルに

(写真:陸前高田市を一望する高台に建設が進むキャピタルホテル1000)

新しくできるキャピタルホテル1000は、津波で大きな被害を受けた市街地に隣接した山を切り崩した高台に建設しております。

3階建てで40室と旧ホテルより小さいサイズですが、ホテルの外壁には、照明を設置し、津波被害により街灯がなく真っ暗になった陸前高田市の街のシンボルとなればと願っております。

私自身も被災者としてこの陸前高田市に暮らし、この度の震災によりライフラインが寸断されたことを経験に、電気があるところに人が集まることを痛感させられました。

当ホテルが、県外からの観光客だけでなく、陸前高田市に住む方々の集う場所にもなればと思っております。

 

■土産品店とレストランをあえて設けずに回遊性を持たせる

なお、新設するキャピタルホテル1000には、お土産品店や外来者向けレストランは設置しない予定です。

これは、少しでも、宿泊客に、市内の仮設商店街などを回遊してもらいため、あえてそうさせていただきました。

陸前高田市は、津波被害により市を代表する観光名所「高田松原」が全て津波により流されてしまいました。

これからの陸前高田市の観光は、唯一残った「奇跡の一本松」と阪神大震災で被害を受けた神戸市から頂いた気仙大工伝承館にある「希望の灯り」が柱になっていくと思っています。

 

■多くの方に支えていただいた分を恩返ししたい

(写真:陸前高田市の象徴として末永く保存するために復元された「奇跡の一本松」。岩手県陸前高田市。)

この度、キャピタルホテル1000を再建するにあたり、様々な方に多大なるご支援をいただきました。

また、資金繰りや建設などホテル再建に関わる実務面だけでなく、私の精神的な面まで支えていただき、とてもありがたく思っております。

当ホテルは、本年10月末には完成し、諸手続きが済次第、11月中の開業予定でございます。

ホテルがオープンしましたら、なんとしても、ツアー客を震災前の状態に一日でも早く戻し、多くの方に支えていただいた分を恩返ししたいと思っております。

キャピタルホテル1000再建までには、本当に様々な困難がありましたが、なんとか、資金の目途がつき、工事も順調に進んでおります。

やっとここまで来た、というのが正直な気持ちです。

ホテルでは、地元産の海の幸、山の幸をふんだんに取り入れた料理を提供するべく、調理担当者は、現在、盛岡市などにあるホテルなどで日々研修を重ねております。

また、サービススタッフも、現在、仙台市内にあるホテルで接客の研修を重ねております。

受け入れ態勢も着々と進んでおります。

ぜひ、陸前高田市にお越しください。

皆様のお越しをお待ちしております。

 

■お問い合わせ

「キャピタルホテル1000株式会社」開設準備室

〒029-2205 岩手県陸前高田市高田町字山苗代58-5

電話:0192-47-4900
ファックス:0192-47-4901