BLUE CORN/ブルーコーン(岩手県大船渡市)

 

■復興仮設店舗の手作り店舗「BLUE CORN」

BLUE CORN/ブルーコーン(岩手県大船渡市)

大船渡で生まれ育ったアメリカ好きな店主・武田秀規さんが、地元大船渡の復興仮設店舗に平成24年1月に開業したピザハウス「BLUE CORN」(ブルーコーン)。

店頭には、アメリカンバイクと店名が書かれた黒いトラック、そして、店横には、厨房となる大きなトレーラーハウスが横たわる。

前職が型枠職人という武田さん手作りの店内に入ると、L字型の大きなカウンターが目に留まる。

「材料は全て近くにあるホームセンターで揃えましたよ」と武田さんが笑いながら教えてくれた。

 

■生地もソースも手作り。チーズも独自に4種を組み合わせ。気仙地方の食材を取り入れた3種のご当地ピザを含め14種類ものピザを提供中。

BLUE CORN/ブルーコーン(岩手県大船渡市)

そんな器用な武田さんが作るピザもまた、こだわりの一品。

まず、ピザの土台となる生地は、既製品を使わずに粉から手づくり。

生地に使う粉は、ピザの本場イタリア・ナポリで75パーセントのシェアを誇る、ナポリの老舗製粉会社「カプート社」の強力粉で、厳選した小麦をブレンドしでんぷん質にダメージを与えないようにじっくりと製粉したこだわりの品。

また、生地は、行程中、生地に負担をかけずに独特のモチモチ感を出すために、麺棒でなく手で回してのばす。

そして、ピザソースも手作りで、トマトなどの野菜をじっくりと煮込んだものを使用。

さらに、チーズも独自に考え4種類を合わせたオリジナルのミックスチーズを専門業者に作ってもらっている。

これだけでも、とっても美味しそうなのに、「BLUE CORN」のピザは、さらに、地元の気仙地方の海の幸、山の幸を使ったピザを提供している。

この地元気仙地方の食材を使ったいわゆる「ご当地ピザ」は、「さんまピザ」、「ありすポークピザ」、「恋し浜ほたてピザ」の3種。

「さんまピザ」は、大船渡市内の水産加工会社・浦嶋商店で生産されている「さんま冷燻」を使用。

武田さんいわく「ビックリするかもしれませんが、サンマとピザは相性抜群」とのこと。

「ありすポークピザ」は、住田町産アリスポークを使用した自家製パンチェッタを使用し、市販ベーコンでは味わえない味わい深さが特徴。

「恋し浜ほたてピザ」は、大船渡市で採れるブランドホタテ「恋し浜ほたて」を使用し、濃厚なホタテの旨みが堪能できる。

「BLUE CORN」では、上記3種のご当地ピザを含め全部で14種類のピザを販売中。

 

■大船渡市三陸町産のブランドホタテを使った「恋し浜ほたてピザ」のお味は?

BLUE CORN/ブルーコーン(岩手県大船渡市)

せっかくなので、ご当地ピザを注文することに。

3種どれも美味しそうなのでひじょうに迷う。

いつもご覧になっているであろう女性読者様のことを考え、女性に受けそうな、「恋し浜ほたてピザ」(Mサイズ1,900円)をチョイス。

ピザは、お店の隣りにあるトレーラーハウスにある厨房で、イタリア製のピザ専用の焼き窯でじっくりと焼く。

さわやかな喉越しの陸前高田市神田葡萄園の「マスカットサイダー」で渇いた喉を潤しながら待つこと15分で、「恋し浜ほたてピザ」は焼き上がった。

早速いただくと、自慢の手づくりの生地はクリスピーながらもモチモチ感があり食感が良く、手づくりのトマトソースも細かく切られたタマネギがのぞき手作り感を感じさせ一口するとほどよいトマトの酸味が口いっぱいに広がる。

四種合わせたチーズもとてもまろやかで具材と良く絡む。

そして、メインの恋し浜ホタテは、少しコリコリとした食感が心地よく、やがて口中が自然な塩味と甘みが広がり、自然豊かな三陸の海辺を想像させられる。

武田さんに伺ったところ、このピザで使用する恋し浜ホタテは味を落とさないために、真水ではなく海水を使って洗っているとのこと。

ここまでの味のこだわりに改めて感心させられる。

Mサイズは2人前とのことで余ったら持って帰ろうとしたが、あまりの美味しさに一人でペロリといただいてしまった。

生地、ソース、チーズ、具材、店装、全てにこだわる究極のピザ。

三陸・大船渡にあり。

 

■アクセス

【名称】
BLUE CORN(ブルーコーン)

【住所】
〒022-0002 大船渡市大船渡町字野々田23-6(平成26年7月に移動予定)

【電話】
0192-47-4488

【営業時間】
11:30~22:00(ランチセット850円、11:30~14:00)

【定休日】
月曜日

【メニュー】
メニュー

【公式フェイスブック】
ケイタリング& カフェ BLUE CORN

【交通アクセス】
東北新幹線→[一ノ関駅]→JR大船渡線(約1時間10分)→[気仙沼駅]→JR大船渡線BRT(約1時間25分)→[大船渡駅]→徒歩(約6分)
東北新幹線→[一ノ関駅]→岩手県交通大船渡行((臨時)大船渡~陸前高田~気仙沼~一関)(約2時間17分)→[加茂神社前]→徒歩(約2分)
・宮古駅から車(レンタカー・タクシー)で約2時間1分

 


 

※編集後記:今回取材しました「BLUE CORN」さん。店主の武田さんのピザの味へのこだわりは本当に相当なものです。そんなこだわりのピザを三陸で食べることができるのは、本当に幸せなことです。今回は、「恋し浜ほたてピザ」を食べましたが、次は、ぜひ、店主オススメの「さんまピザ」、自家製パンチェッタ使用の「ありすポークピザ」を頂きたいと思います。「BLUE CORN」さんは、持ち帰りも可能ですので、電話で注文して、移動しながら食べるのも手ですね。なお、「BLUE CORN」さんが入居する復興仮設商店の契約期限が来年7月とのことで、現店舗を退去しないといけないそうです。それ以降のことは未定とのことですので、なんとか別の形で残って欲しいです。なにはともあれ、急いで食べにいかないと~。ぜひ、皆様もお早目にお試しください。