公開日:平成25年11月27日

エル・アミーゴ、マスター千崎恵喜氏(岩手県宮古市)

■お話し:PUB「エル・アミーゴ」マスター千崎恵喜さん

 

■学生時代からの夢、PUBを故郷、宮古市で開店。来年40周年。

エル・アミーゴ(岩手県宮古市)

私は、岩手県宮古市の繁華街にあるPUB「エル・アミーゴ」を営んでおり、現在、65歳。

宮古市で生まれ育ち、高校卒業後は、東京の夜間大学に進学し、大学に通いながら、昼間は西新宿にある40~50席の大きなBARで働き、キッチンからカウンターまでの業務を経験。

大学卒業後、故郷宮古市でのパブの開店を夢見て、そのまま東京で一年間バーでのアルバイトを続けながらバーテンダースクールに通学。

スクール卒業後は、すぐに、銀行から借り入れを行い、念願のお店、PUB「エル・アミーゴ」を故郷宮古市にオープン。

店舗は2階建てで、1階はウィスキーを提供するパブで、2階はピザやパスタを提供するカフェ。

お店は開店から、今年で39年を迎える。

特にお店の宣伝などはせずに営んできたが、おかげさまで、お客様がお客様を呼んでいただき、多くの方にお会いできた。

 

■一階のバーでは、100種類のワイスキーを常備

エル・アミーゴ(岩手県宮古市)

一階のバーでは、100種類ほどのウィスキーを常備。

これだけのウィスキーを揃えるバーもなかなかないのでは。

ウィスキーは、輸入業者通じてスコットランドなどのものを取り揃え。

「ウィスキーエキスパート」、「シングルモルト検定2級」など数々のウィスキーの資格を持っており、お客様の希望にあったウィスキーを選びお届けいたします。

 

■二階のカフェは、パスタ、ピザをお届け。

エル・アミーゴの「シーフードピザ(磯)」(岩手県宮古市)

二階のカフェでは、手作りピザやオリジナルメニューのパスタを提供。

ピザは、生地もソースも手作り。

生地は、外はサクサク、中はモチモチで、チーズも5種のナチュラルチーズを使用。

39年前の開店時、宮古でピザを出したのは当店がおそらく初めて。

ピザは、「シーフード(磯)」、「アミーゴミックス」、「ビバ!アミーゴ」の3種。

「シーフード(磯)」は、三陸・宮古の海の幸を活かしたピザをめざし開発。

安定供給が難しいができるだけ地元産の具材にこだわり、ワカメ、ホタテ、シュウリ貝(ムール貝)、エビの具を載せている。

ワカメの酸味が心地よく、チーズとワカメが意外にもよく合います。

具も盛りだくさんで厚みがある一品です。

「アミーゴミックス」は、オニオン、マッシュルーム、ピーマン、サラミなどが載り、「ビバ!アミーゴ」は辛いソーセージ、チョリソーが載ります。

ピザは、自宅へのお土産に買って帰る方も多い。

一方、パスタのオススメは、「焼きスパゲティ」。

まかない料理に食べられていたものをメニュー化。

イタリア産のスパゲティにチーズと自家製ミートソースを載せて焼きあげたラザニア風のパスタ。

 

■ウィスキー評論家の第一人者、土屋守氏と出会い、「シングルモルトウィスキーを味わう集い」を宮古市で17年開催

「シングルモルトウィスキーを味わう集い」(岩手県宮古市)

約20年ほど前、自店で扱っているシングルモルトウィスキーがどういうところで作られているのか興味を抱き、イギリスのウィスキー醸造所を巡るツアーに参加。

そこで、ウィスキー評論家の第一人者、世界でも五本の指に入るという土屋守氏に出会いました。

学生時代ワンダーフォーゲルをなさっていた土屋守氏は、ラジオの天気予報で何度も聞いた「宮古」の地名が耳に残っており、宮古に行ってみたいとおっしゃってくださった。

それがご縁で、地元・宮古市でウィスキー好きが語らう「シングルモルトウィスキーを味わう集い」を開催。

一年に一度ずつ開き、今年でおかげさまで17回目。

この集いを楽しみに、盛岡、秋田、宮城から東京まで、各地からウィスキー好きが一同集結。

 

■私が考えるウィスキーの魅力とは?

「シングルモルトウィスキーを味わう集い」(岩手県宮古市)

ウィスキーの魅力は、なんといっても、長い年月を経て熟成した時間を感じながら飲むことができること。

ウィスキーは、飲むだけでなく、時とも出会える。

また、造られた醸造所の景色を思い浮かべながら飲むのも楽しい。

青い海辺や緑の山々に囲まれたイギリスの醸造所を思い浮かべながら、それらの自然と一体化したシングルモルトウィスキーの飲むのは格別。

また、ウィスキーは、同じ醸造所で造られたものでも、仕込みの樽を置く場所で味が異なり、人間と同じように一つとして同じものがなく、個性的でおもしろい。

 

■お客様に元気づけられながら店を続ける

エル・アミーゴ、マスター千崎恵喜氏(岩手県宮古市)

今年で65歳になるが、15年ほど前大病を患った。

そのさいには、多くの方に励ましていただいた。

また、一昨年3月11日に発生した東日本大震災時は、店舗が2メートル20センチメートルの津波の被害を受け損壊。

再建をあきらめたことがあるが、この時も多くの方から励ましの声が寄せられ、必要とさせていただいているのならばと、なんとか店舗を立て直した。

お店をやって、39年。

本当に人のあたたかさ感じながら、お客様に元気づけられながら、日々お店に立たせていただいている。

 

■これからも癒される場所に

エル・アミーゴ、マスター千崎恵喜氏(岩手県宮古市)

一昨年の震災後すぐ、津波被害に遭った一階のバーで、割れたウィスキーの瓶を片付けているときに、店舗中に広がる芳醇なウィスキーの香りに改めて元気をもらった。

お店は来年40周年、後継ぎ候補は何人かいるが、なんとか70歳までやりたい。

このお店を通じて、ウィスキーの良さを少しでも発信できたと思っている。

これからも、このエル・アミーゴがお客様が癒されるスペースであればと思っている。

 

■アクセス

【名称】
エル・アミーゴ

【住所】
〒027-0086岩手県宮古市新町2-13

【電話】
0193-62-4571

【営業時間】
PUB (1階):19時~24時(ラストオーダー23時30分)
CAFE(2階):12時~16時(ラストオーダー15時30分)、18時~21時(ラストオーダー20時30分)

【定休日】
毎月第一日曜日

【駐車場】
有(1台)

【交通アクセス】
東北新幹線→[盛岡駅]→岩手県北バス106急行バス(約2時間15分)→[宮古駅前]→岩手県北バス宮古病院方面行(宮古~浄土ヶ浜~宮古病院)など(約3分)→[中央通]→徒歩(約1分)
・宮古駅から車(タクシー・レンタカー)で約2分