公開日:平成25年12月15日

カフェ「ビアン」(岩手県大船渡市)

 

■お話:カフェ「ビアン」 店主 平田和子さん

 

■みんなが、ホッとして集まる場所を作りたかった

カフェ「ビアン」(岩手県大船渡市)

生まれも育ちも大船渡。

その後、東京で働き、両親を見るために60歳で大船渡に帰郷。

まだ60歳。

何かやりたいと思い、東京在中時からやりたいと思っていた喫茶店を始めることに。

大船渡市内の喫茶店で修業後、生まれ育った大船渡市三陸町越喜来にて喫茶店を開業。

越喜来湾を見下ろす高台に、展望席を設けた喫茶店を建て、喫茶店の開業を夢見て長年集めてきた小物を店内に飾り、オープン。

窓から丘陵地に草地が広がり、その先に、山に囲まれ湖のようなリアス式の越喜来湾の景色を一望できるのが自慢。

名前は フランス語の「美味しい」という意味の「トレビアン」が由来。

なんだかトレビアンでは恐縮に思い、「トレ」を取って「ビアン」に。

みんなが、ホッとして集まる場所を作りたかったので、食事以外でもお店を開け続けることができる「喫茶店」の形にこだわった。

お店は、現在、二人の息子と切り盛りしている。

むちゃをしないで自分のペースで営んでいる。

栄養士の資格をもっているため、食事のバランスは気になり、野菜を食べて欲しいと、どのメニューにもサラダを付けた。

震災前までは、この越喜来が大船渡市の中でも釜石市寄りにあるため、釜石市からのお客さんが多かった。

また、近くにあった北里大学の学生がよく来てくれた。

このあたりには飲食店がなく、良く来る学生たちの食べたいものを聞いていたら自然にメニューが増えていった。

震災後は、お客さんが全国から来てくださる。

わざわざ三陸鉄道に乗ってやってくる方もいらっしゃり、とてもありがたい。

 

■震災時はお店が避難所に

カフェ「ビアン」(岩手県大船渡市)

2011年3月の震災時は北里大学の学生の予約があったが、大きな地震に身の危険を感じお店を一時離れ避難した。

震災後、高台にあり無事だったお店は、地域の避難所になった。

お店に残った食材で食事を提供したり、近くにある実家のお風呂も提供した。

 

■毎日、どんな人に会えるのか楽しみ

カフェ「ビアン」(岩手県大船渡市)

人に合うのが好きな性格なので、毎日お店に立つのが本当に楽しみ。

毎日、「どういう人に会えるのかなあ?」と思うとワクワクする。

お店をやってよかったことことは、なんといっても思いがけない出会いがあること。

普通に家にいたのでは感じられない出会いがあること。

昔知り合いだったお客さん同士がで偶然お店であったり、卒業した北里大学の学生がまた来てくれたり、人々の出会いの場、仲介の場になっていることがうれしい。

また、私自身、東京で200名ほどの学生が住む学生寮の寮母を務め学生の悩みを聞いてあげたことがあったため、お店でも若い方の相談にのってあげている。

お店を始めて今年でちょうど10年。

私も今年で70歳。

お店を始める時もきっかけがあったので、やめる時もきっかけがあると思っている。

それまでは、元気に続けていこうと思っている。

 

■アクセス

カフェ「ビアン」(岩手県大船渡市)

【名称】
カフェ「ビアン」

【住所】
〒022-0101 岩手県大船渡市三陸町越喜来小泊102

【電話】
0192-44-2442

【営業時間】
11時~19時(ラストオーダー19時)

【定休日】
木曜日

【駐車場】
あり

【メニュー】
メニュー

【交通アクセス】
東北新幹線→[一ノ関駅]→JR大船渡線(約1時間10分)→[気仙沼駅]→JR大船渡線BRT(約1時間14分)→[盛駅]→三陸鉄道南リアス線(約28分)→[三陸駅]→タクシー(約8分)
東北新幹線→[一ノ関駅]→岩手県交通大船渡行((臨時)大船渡~陸前高田~気仙沼~一関)(約2時間24分)→[盛駅前]→三陸鉄道南リアス線(約33分)→タクシー(約7分)
・宮古駅から車(レンタカー・タクシー)で約1時間49分