ビジネスホテル「ホワイトベース大槌」(岩手県大槌町)写真提供:ホワイトベース大槌

(写真提供:ホワイトベース大槌)

平成26年4月17日(木)、岩手県大槌町にて、震災後初となるビジネスホテル「ホワイトベース大槌」がグランドオープンを迎える。

「ホワイトベース大槌」は、復興工事関係者の宿泊施設不足に対応すべく、震災後に設立された第三セクター「復興まちづくり大槌株式会社」が開設したもの。復興工事が完了する時期を想定し、5年間の期間限定での営業を予定。

「ホワイトベース大槌」の建物は、白を基調に所々に赤や黄などの原色を配した独創的なプレハブ作りで、大浴場・コインランドリー・wifiインターネットを設置し、長期滞在に対応。

客室はモダンで落ち着いた内装でプレハブ作りを全く感じさせず、また、プレハブを一棟一棟並べ設置し壁が二重となっており、防音にも気を遣っている。

客室全77室は全てシングルルームで、料金(1泊朝食付)は、バストイレ付(全25室)で7,600円(税込)、バストイレ共同(全52室)で6,600円(税込)となっている。

なお、夕食は館内の食堂で950円(税込)で提供。

ビジネスホテル「ホワイトベース大槌」(岩手県大槌町)写真提供:ホワイトベース大槌

 

「ホワイトベース大槌」の名前に込められた想いとは?

ビジネスホテル「ホワイトベース大槌」(岩手県大槌町)写真提供:ホワイトベース大槌

(写真提供:ホワイトベース大槌)

平成26年4月17日(木)のグランドオープンのセレモニーは10時より開始。

テープカット、関係者・来賓者の挨拶のほか、朝食の試食会、ガンダムやウルトラマンなどのパッケージイラストを手掛けるイラストレーター開田裕治氏からの贈呈作品のお披露目式なども開催。

 「ホワイトベース大槌」の名前の由来は、運営する第三セクター「復興まちづくり大槌株式会社」の社長も務める碇川豊大槌町長が、「白いキャンバスに復興の絵を描く」と発案したものがベースとなっている。

この想いを、「ホワイトベース大槌」のスタッフが、建物の外装を白を基調としたものにするなど活かした。

 

施設内に大槌ゆかりの品々を利用

ビジネスホテル「ホワイトベース大槌」(岩手県大槌町)

「ホワイトベース大槌」では、大槌町ゆかりのものを施設の各所に活用。

例えば、大浴場の湯船を沸かすボイラーは、震災時大槌町吉里吉里の方々の心と身体を温めた簡易浴場で使用されていた薪ボイラーを大槌町のNPO法人・吉里吉里国から譲りうけたもので、薪には大槌町吉里吉里地区の津波による廃材を利用した「復興の薪」を使用。

また、スタッフの名札、各部屋の番号板、フロントのキーボックス、土産品を並べる棚など地元大槌町産の杉の木を使って作られた木工製品は、大槌町の復興支援工房「一般社団法人・和RING-PROJECT」より提供。

さらに、フロントの一角を彩るのは、大槌町の山奥で採れた松ぼっくりを使ったアクセサリーを手掛ける大槌町の「兼沢農園」からの提供。

そして、外周を覆うフェンスは「大槌町森林組合」からの提供となっており、施設の各所に大槌町ゆかりのものを活用。

 

グランドオープンに向けて

 ビジネスホテル「ホワイトベース大槌」石井満氏(岩手県大槌町)

「ホワイトベース大槌」のスタッフは社員・パートを含め14名(委託事業者が行う食堂部門は別)。

ほとんどが地元の大槌町、お隣りの釜石市の出身だが、復興支援で東京都、神奈川県出身のスタッフも在中。

また、ホテル勤務経験者は1名のみで、その他は全て異業種からの転職。

平成26年4月17日(木)のグランドオープンを控え、「ホワイトベース大槌」を運営する「復興まちづくり大槌株式会社」経営企画部次長・石井満さん(写真)は、「大槌町出身で今まで東京で働いてきたが故郷・大槌の復興のために直接力になりたいと、実家は津波でなくなったが妻・子供たちとともに今年2月に大槌に戻ってきた。ホテルをビジネスとして成功させることはもちろんだが、その上で、津波で大きな被害を受け公民館もなくなり人々が集う場所を失った吉里吉里地区の方の集いの場にこのホテルがなれば」とおっしゃっている。

また、「普段接することが少ない他県から応援に来た復興工事関係の方々と地元住民とのコミュニケーションの場にもなれば」と夢を描く。

さらに、「お盆や正月に仮設住宅に大勢の親類が集まる方々の宿泊場所となれば。また、津波で親類も実家も失い帰る場所がなくなりお墓参りにもなかなか来ることができない県外で暮らす大槌町出身の方々の宿泊場所となれば」と大槌出身者の方へ大槌への帰省を呼びかけている。

平成26年4月17日(木)、復興への想いを込めた「ホワイトベース大槌」がいよいよグランドオープン。

5月からは予約はすでに7割ほど埋まっているという。

明日から5年間。

リアス式の半島に囲まれた船越湾を一望する大槌町吉里吉里の高台に建つ真っ白いキャンバスにどんな復興の絵が描かれるのか。

ビジネスホテル「ホワイトベース大槌」(岩手県大槌町)

 

アクセス

【名称】
ホワイトベース大槌

【種別】
ビジネスホテル

【住所】
〒028-1101 岩手県上閉伊郡大槌町吉里吉里1丁目197番地

【電話】
0193-55-6651

【公式ホームページ】
ホワイトベース大槌
復興まちづくり大槌株式会社

【料金(1泊朝食・税込)】
・バストイレ付:7,600円
・バストイレ共同:6,600円

【チェックイン】
15時

【チェックアウト】
10時

【食堂利用時間】
朝食:6時30分〜9時30分
夕食:18時~21時

【館内施設】
大浴場、共同シャワールーム(3ブース)、コインランドリー全9台、自動販売機(お酒、清涼飲料水、たばこ)、全館wifiインターネット接続、洗濯洗面コーナー

【客室数】
77室(バストイレ付25室、バストイレ共同52室)

【交通アクセス】
東北新幹線→[新花巻駅]→JR釜石線(約94分)→[釜石駅]→岩手県交通路線バス(釜石~大槌~道の駅やまだ)(約33分)→[吉里吉里1丁目]→徒歩(約7分)
釜石自動車道宮守インターチェンジから約1時間39分
釜石駅から車(レンタカー・タクシー)で約30分

 

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